山博について大町山岳博物館の概要
北アルプスに抱かれた大町に山岳博物館が誕生したのは昭和26年(1951)11月1日でした。戦後の混乱が続く昭和24年ころ、まれに見るこの山岳環境と独自の地方文化を見つめ直し、その発展の拠点を求める青年たちが立ち上がりました。その熱意が地域住民の積極的な支援を得て「岳(だけ)のまち・大町」にふさわしい、日本で初めて「山岳」をテーマとする博物館を生んだのです。 「山博(さんぱく)」の愛称で市民に親しまれてきた当館は、北アルプスを中心とする自然や登山の歴史について展示するほか、「生きた学習・研究の場」として動植物を飼育・栽培する付属園を併設しています。 大町市は「山岳文化都市宣言」のまちです。山博はその中心施設として、北アルプスなど山々の貴重な資料を収集保管・調査研究しており、それをもとにした展示や催しなど、楽しく興味深く学ぶことができる教育普及活動を続けています。
博物館名 | 市立大町山岳博物館 |
---|---|
所在地 | 長野県大町市大町8056-1 |
設立・博物館登録 | 昭和26(1951)年11月1日・昭和27(1952)年8月20日 |
区分 | 総合博物館 |
山博について『ライチョウ会議』
最新版 第18回ライチョウ会議報告書
ライチョウ会議は、日本のライチョウが、トキやコウノトリのように絶滅することがないよう、学術研究とそれにもとづいた保護対策の確立をめざすことを目的として、平成12年に大町市で発足いたしました。
以来、ライチョウの研究者、行政関係者、自然保護団体、山岳関係者等が一同に会し、ライチョウの研究と保護ならびに高山環境の保全について検討する「ライチョウ会議大会」を、1~2年に1回開催し、山岳博物館は発足以来事務局として携わっております。
大会後には、ライチョウ会議の内容をまとめた「報告書」を作成しています。
多くの方にライチョウのことや、その時々における最前の研究が発表される会議の内容を知っていただくため、ここに報告書のバックナンバーを掲載いたします。