令和8年度 市立大町山岳博物館 企画展ライチョウ野生復帰大作戦-令和6・7年度の取り組み-

会期:2026年9月19日(土)~12月20日(日) ※会期中に休館日もあります。

山岳博物館では、付属園で1963(昭和38)年からライチョウの飼育を開始しました。当初から野生復帰に向けた飼育技術の開発を目的の一つとしていましたが、61年もの間、野生復帰には至っていませんでした。

2013(平成25)年、乗鞍岳でのケージ保護で、野生の雛が母鳥の盲腸糞を食べる様子が確認されたことをきっかけに、「高山植物を消化するために必要な腸内細菌」が母鳥から雛へ継承されていることが明らかとなりました。さらに、母鳥の体内で増えた「野生のライチョウの消化管に寄生するアイメリア原虫」に雛が感染するものの、ある程度防御機構が備わっている可能性があることも判明しました。野生復帰には、飼育下のライチョウをこうした野生の状態に近づけるとともに、野生ライチョウや生息環境への悪影響を防ぐ必要があると考えられました。

そこで、研究者らは野生復帰に必要な研究や技術開発を進め、日本動物園水族館協会(JAZA)加盟飼育施設がその技術を導入。関係機関が連携しながら中央アルプスへ野生復帰できる個体の創出を試みました。このような取り組みの結果、2024・2025(令和6・7)年度に日本で初めて、飼育下のライチョウを人工繁殖し、中央アルプスへ野生復帰するまでに至りました。

本展では、環境省が主導した2024・2025(令和6・7)年度の中央アルプスにおけるライチョウの野生復帰事業について、大学研究機関による研究と、2年間で計8羽の雛を放鳥した当館の取り組みを中心に、雛が放鳥されるまでの道のりを紹介します。ぜひご高覧ください。

会期2026年9月19日(土)~12月20日(日)
開館時間9~11月 午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
12月から 午前10時~午後4時 (入館は午後3時30分まで)
休館日9月24日(木)・28日(月)・
10月5日(月)・13日(火)・19日(月)・26日(月)・
11月4日(水)・9日(月)・16日(月)・24日(火)・30日(月)・
12月7日(月)・14日(月)
会場市立大町山岳博物館 特別展示室
観覧料大人450円 高校生350円 小・中学生200円 ※常設展示と共通、30 名様以上の団体は各 50 円割引
※そのほかの各種割引については窓口でお問い合わせください
主催市立大町山岳博物館
後援環境省 信越自然環境事務所、公益社団法人日本動物園水族館協会

関連イベント

企画展記念講演会

日時10月10日(土) 13:00~16:30
会場サン・アルプス大町 大会議室
講師環境省 信越自然環境事務所 生息地保護連携専門官 福田真さん、
中部大学環境生物科学科 准教授 土田さやかさん
申込参加ご希望の方はEmail・FAX・電話、または直接当館へお申し込みください。お申し込みの際はお名前、ご住所、ご連絡先お電話番号をお知らせください。
費用無料

ミュージアムガイド・ライチョウ観察会

期間10月11日(日)、12月6日(日)
時間10:00~、14:00~の2回(内容は同一)
会場市立大町山岳博物館 特別展示室
申し込み不要、通常の入館料が必要です。

関連資料

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